芭蕉記念館

清澄庭園をあとにして 次に芭蕉記念館に行くことにする 近くにあるので歩くことにする 1度訪ねて知っているというH氏に道案内を頼むことにした ところがこのH氏の記憶が いい加減で 歩いても 歩いても 出てこない やっとのことで着いた 小規模な展示館である ちょうど漫画でたどる奥の細道という展示を行っていた 芭蕉の有名な句に漫画を付けてある 最初に出てきたのはこの句である “行く春や 鳥啼き 魚の目は涙” たしか 奥の細道の冒頭の部分に出てくる句で なにやらよく解らない句である 国語科のK先生は 卒論が 芭蕉であったと聞いている その先生が難解な句ですといい 説明をしてくださったのに すっかり忘れてしまった
ウエッブサイトに“芭蕉の森”がありこれに句意が載っていた 奥の細道の旅行に出かける芭蕉を空飛ぶ鳥にたとえ 見送る人たちを魚にたとえ 送る者も送られるものも胸が一杯であった  なるほど 
 
芭蕉が深川の芭蕉庵に住んでいたのは分かっていたが 何処であるか確認できなかった ところが芭蕉が愛していたという 石の蛙 の像が出てきたのでその場所が芭蕉庵であるとわかった この記念館が建っているところですとあった


天保6年(1835)の松尾芭蕉の像である 今から175年前の像ということになる

その後の我々であるが 気がつけば昼飯も食べずに歩いていたことになる 大変腹がすいた 結局K氏のよく知っている店にゆき そこで 料理 ビールやお酒 おつまみ 最後にお茶漬けの食事をして 長い一日が終わった