グルメ番組(2)

外人がしばしば投げかける 疑問というより非難である いわく 日本のテレビはなぜこんなにグルメ番組が多いのですか  同じような番組が とっかえひっかえ 出てきて なぜ飽きないのですか ラーメン特集 どんぶりものランキング 季節の料理 などなど また 温泉宿に泊まり ご馳走を食べる番組も 何回も出てくる どうして同じ番組に満足しているのですか 
海外旅行のテレビでも レストランに入り食事をするシーンが ほとんど出てくる 小田急線沿線のぶらり旅のような沿線紹介にも食事シーンが主である
こういわれると テレビの企画がいかに安易でマンネリであるのがわかる
私も見ているので 自己分析をすると 何も見るものがないとき 見ている事が多い 若者タレントが集まっているジョーク番組はテンポが速くて わかりにくい グルメ番組は わかりやすい この点 一般的なのだ だから グルメ番組は 高視聴率ではないが 低視聴率にはなりにくいのではないか また 見る事により 一種の食べる事のバーチャルリアリティーの役目をしている
では 外人があきれるほど 食べる番組が多いのはなぜか 外国には食べる番組が少ないのであろうか この違いは 日本の食生活が多様である事だと思う 日本では世界のあらゆる料理を食べる事が出来る 
近頃 世界でも寿司 てんぷらなど日本料理なども ポピュラーになってきたが 日本ほど多様化していないと思う
この多様化の度合いが テレビに取り上げられる度合いと マッチしているのではないだろか