アルテーミス神殿跡

エフェソス遺跡の構内をでると松林が続いていた 松は極めて日本的ものと思っていたのだが 認識不足であった 日本の松は病虫害の被害を受けて少なくなっている ここでも松は病虫害に弱いらしく 幹に石灰のようなものを塗ってある 
歩くことしばらく アルテーミス神殿跡に到達した アルテーミス(ローマ名 ダイアナ)は月の女神で 太陽神アポロンとは 兄妹である
アルテーミス神殿は ギザのピラミッドなどとともに 古代の世界七不思議に数えられたくらいおおきなものであって アテネパルテノン神殿より大きかったと言う 今では一本の 円柱を残すだけである
疑問が生じた 主神ゼウス(ジュピター)を頂点とするオリンポス山の神々の信仰はどうなっているのであろう 星座の名や惑星の名になって残っているが 今でも現役の信仰を行う教会のようなものは無いように思える おそらく 後から興った強力な一神教キリスト教 イスラム教 などにより多神教であるオリンポス山の神々は神話を残すだけとなったと考えられる 一神教は強力である しかし アラーの神以外の神は存在せず のように他の宗教を排除してしまうので問題が起こるのも事実である

 トルコの松
 アルテーミス神殿跡