梅一輪その後


まえに 梅一輪のことを書きましたが その後どうなったかというと 今がほぼ満開です そばを通るとプーンといいにおいがそます 梅の花をよく見ると 花弁といい花心といい何と整った形をしているかがわかります 花の中には花弁が不揃いでこれが面白い効果を与えている花もありますが 梅は物差しや分度器で計ったように正確な完成型です 平安時代は桜より梅が鑑賞の主流であったことがこんなことから推測できるよに私は感じました
謡曲に 東北(トウボク)があります この話の中で梅のことを 好文木 という名で呼んでいます なんでも 中国のある王様が 勉強して文を読んでいる時は梅は綺麗に咲き 勉強せず文を読まないと梅が咲かなかった 故事来歴から 文が好きな木 ということで付けられたとか その香りの良さから好文木という線香が売りだされています ついでに梅に鶯というお似合いのペアから 鶯宿梅という梅酒があります