ワクチン接種

高齢者であるから 医療従事者の次に接種の順番が来るという事でこれに関する郵便物を受け取った まず 予約してくださいとある 電話は耳が悪くて応答ができないのでインターネトで思っていたところに H氏からのメールで なかなか複雑ですがと予約の仕方など教えていただいていた そんな折 ケアマネージャーのMさんが現れて予約のお手伝いをして下さることになった Mさんは電話をかけてみたがつながらず 持ってきたタブレット端末で予約を取ってくださった そしてこの日はヘルパーさんが付き添っていただけることになった 大変ありがたいことだとお任せすることにした

実は入院していた日と予約していた日が重ならないかと危惧していたが退院後しばらくしてから接種の日になり うまく間に合ったのだ

当日に ヘルパーのSさんが来てくれて 必要書類を点検 鞄に入れて表通りでタクシーを拾う なかなか空車が来なかったが何とか捕まえることができた 接種会場の北沢タウンホールには間もなくつくことができた 一階の待合室は満員であった 空いた椅子はなく 杖のままたたずんでいると 間もなく7階に移動してくださいという指令で エレベーターで7階に エレベーターは一度で皆を移動できないので何回か往復する これは人員整理の緩衝の役目になっている 今度は番号の付いた椅子に案内された 番号の若い方から呼ばれる やっと番が来て まず本人の確認である 私は後期高齢者保険証を出すと びっしりと書かれた表の中から名前を探してチェックを入れる アナログ的だなと思う それが終わると予診票のチェックと接種券のチェックのところの行く つまり 一人の職員が全てをチェックするのではなく一つ一つ別の人がやる これは最も誤りのない方法だと思う それが終わるとお医者さんの問診がある 予診票に今回の接種ができるかどうかを決めるためだ 今使っている薬のことを聞かれた 毎日4種類の薬を用いているので薬の名を何とか言うと その中でホクナリンの張り薬が問題らしく 何の為に使っているのかと聞いてきた 喘息があり そのためです しかしこの十数年発作は出ていませんと言うとOKとなった 接種所は2階ですと言うのでエレベーターで2階に そこで半袖のシャツをまくり上げて注射をしてもらった ほとんどインフルエンザの注射と同じである 注射の後すぐ帰れるのではなく 副作用で気分が悪くなる人もいるのでしばらく様子をみぬ時間待つことになる

しばらくして何の変化もなく帰ることになった 帰りのタクシーはすぐに見つかった

感想として 日本の接種は丁寧過ぎていい加減なことがないことが分かった 用意周到のため進行が遅いのではとも思った

日本人の特徴として几帳面で だから昔 植木等が無責任男を演じてヒット作品になったのも珍しい事だったためであろう 

誤りのないように完璧なコースを考えていたと思ったら テレビで一日に2回接種した人がでたという これはこの人が副作用の待合室を間違えて 接種室にまた入ってしまったというのである 誘導の仕方が悪かったこともあるが 本人が2回も注射を受けるとき変に思わなかったのだろうか おそらく前にやったことをすぐ忘れてしまう病にかかっていたのであろうと想像した