コロナ禍

コロナ禍で世界は暗いニュースばかり コロナが終わっても大不況が続き恐慌が起こるかもしれないと言う 何もいいところがないのかと言うと そうばかりではなさそうである

老健に入っていた頃 テレビをあまり見ないかわり 読書の機会があり 普段読んでいなかった総合雑誌なども読んだ 作家の塩野七生さんが文芸春秋に寄稿していた文が面白かった 身体がまだ不自由を感じない頃 トルコへ旅行したことがある 首都の インスタンブールを訪れたのち 塩野七生の小説 コンスタンティノープルの陥落を読んだことがある

塩野さんはヨーロッパでのハグの習慣やキスの習慣はこの際改めるべきだという 特に共産党のお偉方が男同士なのにハグしたり ほっぺたに キスしている そういえば北朝鮮の重鎮や中国のお偉方があうとハグやキスをしていたことをテレビで見せつけられたことを思い出す この習慣は共産主義の国だけでなく自由主義国にも伝わって異性 同性を問わず行はれるようになった これは 私は大嫌いだと塩野さんは言う コロナのお蔭でソシアルディスタンスを保たなければならない今日 これを機会に改めてはどうかという 私も見ていて 太った男同士がハグしたりキスしたりするのは見ていてミットモハズカシイ あまりいい感じでないので やめたらと思ってしまう あなたをこんなにも信頼いしいますという事を態度で表してと思えるが 大げさにハグやキスなどをしなくても 日本のお互いにお辞儀をする挨拶は  前に 日本人がぺこぺこと何回も交互にお辞儀を繰り返すのはおかしいなどと言う外人もいたが 適当にソシアルディスタンスを保っているし握手もしないのでコロナ禍の時代には合っている テレビを見ているとこの頃握手もだめで腕を合わせている これだと袖が介在するので肌が触れないで済むからであろう コロナ禍は人々の習慣まで変えようとしている