トライポフォビア

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iPhone 11 Pro の背面


この聞きなれない言葉を初めて知ったのはいずれ買い替えようと思いアイホーンシリーズをしらべていてiPhone11 pro見たときのコメントであった iphone11 proには三個のカメラが付いている 広角 望遠 超広角 の三種のカメラである このカメラのレンズが密集して筐体の隅につけられている あるコメントにはこれはトライポフォビアが敬遠するかもしれないとあった

トライポとはギリシャ語の穴のことで トライポフォビアとは小さな穴や斑点などの集合体に対して嫌悪や恐怖を感じてしまう神経症とのことである

そして実際にトライポフォビアの人がいることが分かった リハビリテーション病院でリハビリをやっていた時のことである 私は入院する前からトレッキング用の2本杖を使って歩いていたが 入院するときそのⅠ本を持って入院した 家内も足が悪く1本は家内のために残しておいたためである リハビリもこれで受けていたが1本杖なら専用のものが良いと考えて病院の売店で買い求めた 市松模様のような細かな長方形が付いた杖であり よくネクタイ柄にあるような感じがしていた地味でもなく派手でもなく気に入っていたが Tという理学療法士が私のリハビリ担当していた時 私の杖が怖いというのだ 杖が角度により小さな穴の集合に見えるという なるほどそういわれるとそのようにも見えてしまう するとハチの巣やレンコンなどもだめですかと聞くとだめです なるべく見ないようにしていますという

実は私にもその傾向があり 私の場合は集合した穴は気にならないが 集合したブツブツはなんとなく気になる これは田舎にいたときウルシの木を触りウルシかぶれをおこして体に発疹ができて苦しんだ経験があるため これが引き金になってブツブツしたものに発疹に連想が重なるためであろう ブツブツ集合が嫌であった 私の杖はそういわれてみると凹の穴の集合には見えないが凸の小さなブツブツに見えてしまう 買うときによく考えて買えばよかったと思ってももう遅い こんなものに負けてたまるかと少し使い続けてきたが杖は一番使うことが多いものである 嫌でも常に目に入ってくる 気にしているより新しい物を買うことにした リハビリ病院を退院して介護所になっている小部屋に戻った時すぐ通販で買った 通販で買ったものは模様のない実用だけを考えた杖で 価額も前の半分以下であったが杖としては充分である 前の模様入りの杖は今家内が使っている