プリンター

私は約半年近くを病院や介護所暮らしをしていて いま病室に使っている小部屋には帰らなかった その間に小部屋の電源のメインスイッチは安全のため切ってあった 心配であったのが その長い間電源オフになっていたIT関係の機器が動くかどうかという事であった パソコンが動くのはパソコンを老健に運んでいただいたとき どうやら動いたのでこれはを小部屋に持ち込んだので 試行済みという事でOKであった 後は光モデムと これから出ているWiFiの電波はどうか これもアイホンが接続の記号を出してけくれて パソコンもそのまま使えるように自動的につながったのだ IP電話もOKであった 素晴らしい

しかしプリンターは使えるかどうかは試していなかった どうせインキが乾いてノズルをふさぎ使い物にはならないと感じていたからである 

ところが使わざるを得ない状況に追い込まれた 高度な介護を受けたときに支払いの一部を補助するのでその申請所を出さなければならなくなった それには自分自身を証明する介護カードと入金するための銀行の通帳の情報のコピーを送らなければならい コンビニのコピー機を使うことを考えていたが 手もとにあるプリンターを恐る恐る使ってみた 驚いたことにはこれが完璧に動いたのだ プリンターは何でも無かったように黄色のインキがもうじきなくなりますとの情報まで出してくれている なんと素晴らしいことだろう それにしても どうして完璧なのだろう プリンターはノズルがつまらないように使わなくても 時々インキを出して自動的にクリーニングをしてくれていることを知っている だからプリンターはオフにしても24時間電源を抜かないようにしていた ところが半年近く電源から供給されない状態でどうやってノズルの正常化を保っていたのであろう

このプリンターはブラザーの製品で使っていたファックス付きのプリンターが壊れたので買い直したものであった 中村勘九郎 七之助の兄弟の表紙のあるカタログから一番簡単で一番安い物を買った ファックスはほとんど使わないのでその機能はなく 驚いたことに一万円以下のものであった しかし私が考えるにはこのように一番売れそうなものは故障したらその修理の数も膨大になるだろう 安くて売れるものは最も丈夫にできてクレームが少なくなるように作っているはずと思い買ったのだった すこし印刷速度が遅いのだがよいプリンターであることが分かった それにしてもなぜノズルがつまらなかったのだろう 私の常識が古くて今のプリンターはこれが当たり前なのかも知れないが