ナンプレ

ナンプレとはNumber Placeのことでこの用語は世界的なもので このゲームを考えたのは日本人で 日本ではスウドクと言っていた スウドクに初めて取っ組んだのが卒業生ともに旅行した赤毛のアンプリンスエドワード島の帰路についた飛行機の中だった 卒業生で添乗員のIさんが数枚のスウドクの問題用紙を下さったのだ

スウドクは新聞にも載っていたが数字を入れる方法が場当たり的に入れるのかと思い これは大変で根気が要りそうだと思い手を付けなかった それが理論的に入れられることが分かり面白くなった 初めのころは間違えてばかり 化学のA先生も同行していたが スウドクでは先輩格の先生の話だとやはり慣れですよと言う 

何問か手掛けるうちやや慣れてきた

老健で食事中はテレビが消されたBGMが流れつのだが このBGMが耳の悪い私には聞こえない テレビではズーッと静止画面を見ることになる ご飯が終わってもかなりの間もの状態が続くので極めて退屈を感じる 仕方がないので姪が送ってくれたナンプレの雑誌から切り取ってきたナンプレの1ページを解くことにした

仲間に8+7= などの算数の課題をやっている老人もいて ナンプレなどやっているのは なんとなく嫌味に見えて 後ろめたい感じであるが 遠慮しすぎかなとも思い初級や中級のものを解くことにしたのだった

上級だと 大体途中で数を入れる方法が見つからなくなる あるとき どうもスウドクの名人らしい教会のBさんにスウドクと言うものは必ず理論的に最後まで入るものか それとも仮にこの場所は3が入るとするような数字の置き方もありなのかと聞いたことがある Bさんは必ず最後まで理論的に入りますと言う 確かにそうだろうなと思っていたが途中で本当に入らなくなるので仮になど考えるのだが これはあまり成功しないことが分かっている

★後日談

老健を退院後 デーケアに月曜日と木曜日に行っているが自由な時間もあり 老人たちがその時間にやっているのは 精密な大人の ぬりえ というものが多い これは大変な気力が要りそうなので アバウト で適当 な私には向かない感じなので ナンプレをお願いした 初級の問題は割と速くできた さらばと中級の問題を出したくれた ところがこの問題が初級と格段に違っていた あまりにも 空欄が多いのである ナンプレナンプレとして成立するには少なくても17文字がすでに埋まっていなければならないそうである 提供された問題はこれに近いものであった これは本当に中級なのですか上級ではないのですかと聞いてみた 確かに問題紙の上に中級とある 空欄が多ければそれだけ数字を入れなればならず時間がかかることも物理的にわかる 苦心惨憺して入れた数字は ある数字が重なるのが分かり途中で挫折 未だに完成していない