テレビでは連日のように日本にはなかったデング熱の患者が出現 慌てた当局はデング熱を媒介する蚊の除去に懸命である 市民の憩いの場所 新宿御苑も封鎖されたそうだ
蚊の除去で薬剤の散布の映像をテレビで見ていると 戦後のDDTの散布を思い出す
連合軍の空爆で焦土と化した東京 人々は食うや食わずの生活を強いられていて衛生状態も悪く 不潔になり 蚊 ハエ 蚤 シラミ に苦しんでいた
そこで占領軍の指令により DDTの散布が行われた
各家に係員が来て 畳が真っ白になるくらい散布され 人体には頭からDDT散布され白髪のようになった
効果は絶大で 害虫から解放された このような強力な殺虫剤を作れるアメリカと戦争したのは大変な間違いであったと改めて思い知らされた
占領軍の命令は徹底していて 蚊の幼虫ボウフラが発生しないようにと水たまりを作らせないようにした
お墓の前に閼伽(アカ)だな と言う仏様にささげる水を入れておく窪みがある これも蚊の発生を防ぐために強制的に砂を満たして水がたまらないようにさせた
写真は 頼三樹三郎頼山陽の第三子で勤王の志士》の 墓で 墓の前にある 長方形の窪みが閼伽だな
(PS)DDTはその後 人体や環境にに悪影響することがわかり 中止されました