物理(三角法)


在職の時 物理準備室ではコーヒーを飲みながら他の先生たちと雑談にふけることがあった 特にNearbridge 氏とは同僚なので一番よく話すことが多かった
Nearbridge氏の話である 物理に使う数学は限られていて 三角法と微分 積分である だから数学科の先生は三角法を重点的に生徒に教えてもらいたいものである
ところが 三角法は記号と公式が多くて苦手な生徒が多いのも事実である
最近 街の骨折医院が廃業して ブティックなったがこれもだめになり 今は数学専門の予備校になっている その窓ガラスには何やらと数式が書いてある よく見ると三角法の加法定理の公式があった
sin(A+B)=sinAcosB+cosAsinB と言うのがそれである この公式をもとにしていろいろな公式が導き出される 例えば sin(A-B)  cos(A+B) cos(A-B) の公式 や 2倍角 sin(2A) cos(2A) 3倍角 sin(3A)  cos(3A) の公式 または半角 sin(A/2) などの公式を求めることができる
驚いたことには Nearbridge氏は 電話番号のどを覚えるような符牒を使ってこの面倒な公式を皆覚えていた
写真の左上に 端が欠けているが e の i π 乗はー1と言うのあるが ここで e と言うのは写真の下に出ている無限に長く続くく数である i はご存知の虚数である これは数年前に 博士の愛した数式 という小説がきっかけとなって 数学ブームが起こった時の式である